2世帯住宅の子世帯部分のキッチンで、ウォールナット×ブラック×石目調の面材がカジュアルでありながらも凛とした雰囲気を醸し出します。

お施主様は子育て世代でお仕事と両立されることから、食洗機は食器だけではなく、お鍋やボウルも入るBOSCHのW450mmﾀｲﾌﾟを採用いただきました。

IHとシンクを分けて作業スペースを広く取り、アイランドを囲んで楽しくコミュニケーションができるキッチンになりました。

－KOBE STYLE

 奈良県某所の住宅地にこの建築は存在する。
少しばかり遠くを眺めると山々の稜線をすぐ近くのように感じる事ができる。
クライアントからの要望は、和を感じ、飽きのこない、終の住処である。
鉄骨造であり、必然的に階高が高くなってしまう事から、平屋ボリュームを二層積み上げ、サンドし、スラブ及び軒の水平ラインを強調し、縦格子を用いる事により、大きさからくる圧迫感の軽減とヒューマンなスケールを獲得しようとした。
内外装ともに、適材適所に金属、石、木、左官、和紙を用いる事によって、機能と空間性の獲得の両立を目指した。
また、伝統的な海鼠壁や版築、大和張り、錆といった技法等を再解釈し、使用材料及び構成方法を転用する事により、伝統的な和の文脈を感じつつも、新しい建築を獲得する事が可能となった。－Hiroyuki Kinoshita 

設計･･･ワイズ設計工房