英才教育の結果・・・
ニシオカさんもついに母になり、育児に奮闘中です。
一応私も子育て経験者ですが、クロキさんとニシオカさんの二人と大きく違う点はその頃私は専業主婦でぐうたらしていたことです。
しかもお姑さんが、孫可愛さに晩ご飯を作って呼んでくれることが多く、本来お母さんが晩ご飯つくるときの子守に助かるはずのTV「お母さんと一緒」を、〝おかあさんが一緒“に楽しんで観ていたので、歌とか踊りを完コピするのがどのお母さんより早かったヤマモトです。
ちなみにその時代の歌のお兄さんは薬物中毒で逮捕されています。お寿司のピクニックのかぶり物がストレスやったんかなあ…
岸田君に抱っこしてもらうニシオカベビー。
そんな私ですが、子育ての中でのこだわりがいくつかありました。
一つは食事に関してなるべく化学調味料、食品添加物を使わずに、出汁をとって離乳食から手づくりにこだわっていました。海原雄山のように息子を将来美食倶楽部に入れるくらいの敏感な味覚を育てようとしていたのかもしれません。いりこ、鰹節、昆布、野菜と。もちろん、アイスクリームやスナック菓子を食べさせたのはかなり後になってからだと思います。
ある日、3歳くらいの息子に初めてカップヌードルを食べさせたときに、いままで聞いた事が無い言い方で「う、うんめー、うんめー」と雄叫びをあげたのです。えっ?今まで可愛い声で「ママこれおいしいねー」と言っていた息子はどこ?恐るべき日清、そして安藤百福さん。完敗です。その後、我が家の調味料にシマヤだしの素やマギーブイヨンの出番が増えた事はいうまでもありません。
もうひとつは、本物を使わせようと、なるべくプラスチックの食器を使わずに赤ちゃんのときから陶器の食器を使っていました。投げようとすると、割れるので本気で怒るのです。かなりの神経を使うので、つきっきりでないと無理なのです。今思うとよくやってたなあと思いますね。そんな私も子育てと家事を母に手伝ってもらい、仕事に行くことになりました。
母は、我が家の食器を壊すのが嫌やだったらしく、当時お気に入りだったイッタラのアアルトグラスを片付け、モロゾフのプリンのコップ、ウェルチについている景品のグラス、デュラレックスをローテーションで使っていました。 ある程度子供も大きくてなったので、そろそろアアルトのグラスをレギュラーにしようと出していたら息子がひとこと。
「おっモロゾフやん!」
…
左がアアルト、右がモロゾフ。似てるけど!
ある日私がTiffanyのグラスでマッコリを飲んでいたら息子がひとこと。
「おっウェルチ」
…
おばあちゃんっ子なので優しい子には育ちましたが、山岡士郎にはほど遠い、美的感覚ゼロ人間に成長していました。笑