ゴミか?宝か?家庭内20年戦争ついに終結。そしてわたしはひとりになった・・・(完結編)
前回のブログ後、私のことを独身と思っていたという人がでてきました。笑
 
では前回からのつづき・・・
月日が経つのはあっという間。チーム山本が解散してはや十数年経ちました。
私が外で働くようになってからも、
我が家のゴミ(おもちゃ)は、ずっと家の中心に居座っていました。

しかし職業柄、綺麗な家と幸せな家庭を目の当たりにする事も増え、
やがて中年になり、家に安らぎを求めたくなってきたのです。
そうなるとまた山本家ゴミ戦争の勃発。
「さすがにもういいいでしょ。20年間ダンボールにいれっぱなし。
このゴミまとめてめて市の粗大ゴミにもっていったら
10キロ90円で捨ててくれるから
予約しとくよ。」
夫も結局このゴミを20年間出すことも見ることも、飾ることも遊ぶわけでもなく、
挙句の果てに成長した子供たちにも見向きもされない、
という状況をようやく受け止めたのか、
なんとか期限を決めて処分する約束をこぎつけました。
ある土曜日の私の出勤時に
出張買い取り業者を家に呼んで査定してもらうとのこと。
(あーあ。買取り屋さんね。だいたいそういうのアカンねんなあ。どうせ二足三文で買い叩かれるし。
バブルの痕跡、プラダのチェーンバッグとかGUCCIのバンブーバッグ、一個300円って言われたし。
まあいいか。現実を知ったらいいねん。ぷぷっ楽しみっ!20年前のスウォッチなんて売れるかいな)




そして家に帰るとスッキリ片付いている。
夫が
「さあ、買い取り金額いくらでしょうか?」
と、めんどくさいクイズを。
私の推定金額は全部で2万円前後でしたが、
少し意地悪を言うてやろうと、高めに
「3万円くらいでしょ?」
と答えました。
答より安いであろう査定額を、
残念!実はもっと安かってん・・・
とがっかり思わせようとした、私の性格の底意地の悪さがでた瞬間、
「なんと!驚きの43万円!」
「・・・・
えーーーーーーーっ?ホンマに?」
 一番高い値がついたのが上の真ん中だそうです。
 一番高い値がついたのが上の真ん中だそうです。
 
家族内では私側について、“ゴミおじさん”と一緒に言っていた
お腹を痛めて生んだ息子達も、お腹を痛めて私を生んだはずの母も、
目の前の現金に目がくらんだのか、あっさりと私を裏切り、「さすがお父さん!目利きある!」と父側に寝返っていったのでした。
 








 
その後の山本家というと・・・
夫が大画面で映画を観たいからずっと欲しがっていたけど、そんなん要るか!と買わなかったプロジェクターが天井に取り付けられ、
子供は汗かくもの!甘やかすなと、つけてなかった子供部屋のエアコンの設置工事が始まり、
母には、ものすごい音と振動があるから買い替えて欲しいと言われていた洗濯機も購入。


しかし待てど暮らせど、私だけ何も買ってもらえず。
ある日家に帰ると見慣れないものが。
床拭きロボット
『Braavaブラーバ』でした。

いつも「ワタシ仕事大変やねん。」と偉そうにして、家事も母親にまかせっきりの口だけ達者の古女房の代わりに、
皆が寝静まった頃、文句も言わず健気に、部屋の床磨きをせっせとしているはたらき者の若妻ブラーバにポジションを奪われたのです。
そうしてワタシは山本家の家電バブルの仲間に入れてもらえず、ひとりポツネンと取り残され、
ワタシの要望のキッチンの壊れた食器洗い機もそのまま。
毎晩シンクの上の手元灯だけ点け、手洗いでシャカシャカ洗っている日々を過ごしております。
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