キッチンの未来
キッチン業界に入って20年近く経ってしまったことに、老いを感じた藤田です。
ルーキーの頃は、バブル後期で輸入キッチン、国産高級キッチン、が採用されたものです。
当時、会社を経営されている30歳位のご夫婦が、ドイツの高級キッチンPP社に
するか、国産キッチンメーカーSWの高級グレードにするか、という事でSWを売っていた
私に軍配があがりました。
お買い上げなんと700万円でした~ 定価で1000万を超えていました。
なんだか最近の 中国のお金持ちの話みたいでしょ。
正真正銘 兵庫県のお話です。
でも通常の戸建新築に、納入させていただくシステムキッチンは、販売価格150万円前後
だったように思います。
現在はどうか?
新築住宅におけるシステムキッチンの予算は、3%~5%だとすると、
お若いご夫婦で建築総工費2000万円(土地別)のご予算だと60万円から100万円
なんとシステムキッチンは当時の約半分の価格になっています。
最近のキッチン事情では、ローコスト20万円~40万円も登場しています。
色やパーツはたいして選べませんが、大手家具店のキッチン、ホームセンターのキッチン、
インターネット販売のキッチン等
様々な異業種参入のシステムキッチン商品も続々と登場しております。
ほんとに大手システムキッチンメーカーさんも大変ですよね。
そして私たち オーダーキッチン ブランドも、全国的に広まりました。
最近のお客様はインテリアの感性がとても豊かです。
それぞれの個性に合った、キッチンが選べる時代になったことは良い事だと思います。
ヨーロッパキッチン業界でも異業種参入が増えてきました。
ここでクイズ です。
このキッチンブランド名は何と言うでしょう? 正解は少し下げてください。
正解は FENDI のキッチンでございます。
アパレルファッションブランドがCASAに進出パターンが目立ちますね。
おまけで次は DEISELキッチン ブランドの個性が出ていますよね。
日本のファッションブランドもキッチン発表する日が来ますかねー。
ユニクロのキッチン なんていかがでしょうか。
キッチンの未来はどう変化していくのか、これからも楽しみです。
藤田でした。