日独ハーフキッチン
私達の事務所は、神戸市東灘区にあります。
近郊エリアを車で走っていると非常に、ドイツ車が多いことに気付きます。
国産と外車の割合が6:4で、4割近くが外車ではないかと感じます。
神戸人は外車好きとも、県外の方から言われますがその通りかもしれません。
KOBE STYLE ショールームの入居しているビルのお隣は有名なこのお店
そのお隣もこんな感じで横並びにあります。
この並びは、本場ドイツでもなかなかお目にかかれない感じですね。
あとメルセデスとアウディーが並べばドイツモーターショーですな!!
先日、雑誌のライターさんから神戸スタイルキッチンさんのコンセプトは?
というシンプルなご質問をいただきました。
これが!と言うコンセプトはないのですが・・・・
世界に一台だけのキッチンをお作りする・・・(オーダー屋さんは皆そうですよね)
頭の中のイメージはと言うと・・・・・・
神戸らしさといいましょうか・・・・・何といいましょうか・・・・
ということで、自分なりに一度整理してみることに。
神戸様式(神戸スタイル)
神戸は港町で 横浜はアメリカ文化、 神戸は欧州文化とよく言われています。
明治時代からのヨーロッパ航路の影響や、ドイツ人の設計した異人館などがあり、
ドイツのパンやお菓子の伝承のお店も数多く受け継がれています。
神戸人の異国好きで新しい物好きは、古くから根付いているのだと言えるでしょう。
それを、日本文化にミックスさせて、神戸らしいスタイルを造ってきました。
神戸に観光で訪れられた方は、街の建築物をみるとよくわかると思います。
神戸は和洋の調和がとても上手い!!
いかにもそれを「神戸デザイン」にしてしまうとろもすごい!!
神戸スタイルのオーダーキッチンは、ドイツ製と日本製の部品をミックスして製作する
リクエストがとても多く、レール金物、 コンロ部、食洗機、水栓金具、などはドイツ製
本体部分キャビネットや扉、天板、シンクの製作は日本製です。
※ もちろん、日本製の設備機器もセレクトできます。
しかし機器のデザインはドイツ製品の方に軍配が上がると思います。
これは何だかお分かりでしょうか?
これは、ガゲナウ社製のIHヒーターのコントローラーで、銀色のマグネットダイヤルを置くと
操作が出来ます。外して引き出しに入れるとチャイルドロックになり天板に置かないと
操作できない仕組みになっています。
お次は、ガゲナウ社製のコンビネーションコンロです。IHとガスコンロの組み合わせ
見た目は重厚感があって尚且つシンプルなデザインが美しい。
スイッチやマークひとつにも意匠がほどこされています。
僕は若い頃からこのドイツ製品の細かな部品デザインにとても惹かれています。
デザインの良い機器をビルトインするとキッチンがとても美しく映えます。
輸入キッチンではない、国産キッチンでもないこの 「 ハーフなキッチン 」
キッチン業界で和洋ミックスタイプのキッチンは少なく、オーダーキッチンは
それを可能にする唯一の存在と言えるでしょう。(垣根が無い)
また価格や納期も調整できるので、とてもお買い求めやすいと思います。
私達はこれからも神戸の街で
素敵な神戸スタイルのキッチンをつくって行きたいと思います。
余談ですが、僕の甥っ子も神戸っ子で ドイツと日本のハーフなんです!!
バリバリの関西弁ですが
「 まさに彼は、僕から見たら神戸スタイル君 」
まじめに藤田でした。