LIVING&DESIGN出展作品
月末にかけて非常に、忙しい日々が続いております。
工事現場を最優先しながら、モデルキッチンと展示会準備
も大詰めになってきました。
9月29日水曜日~10月2日土曜日までインテックス大阪にて
「LIVING&DESIGNすまいのリノベーション」が開催され、当社も
新作オーダーキッチンを展示いたします。
神戸スタイルキッチンは入口付近にブースをかまえます。
URL LIVING&DESIGN
申し込んでから早4ヶ月・・・・
5月頃から素材を探し、世界にたった一つのカスタムキッチンを製作
するため考えてまいりました。
私の製作イメージは、
神戸近郊でしか作れない物・伝統技術・歴史背景・地形が生み出すなどの
ストーリーのある素材を斬新なデザインとミックスさせる。
今回は、そのマテリアル探しからはじまりました。
マテリアルその1 KUROZAN LEATHER
和牛姫路黒桟革 シボに漆を施している(戦国時代から継承されている技術)
戦国時代の武将の鎧、冑の極上物として開発されたそうです。この革を使用し
た武具は、余程の剣豪でも切れなっかたという貴重な革でした。
今ではこの牛革漆塗りの職人さんは、日本で2、3人しかおられません。
今回、そのお一人にご無理もうしあげました。 作/坂本弘 氏
マテリアルその2 KUROKAWA IRON
黒革鉄
神戸のaizara山中さんにご協力いただいて、黒革のアイアンでハンドルを製作
していただきました。
黒革鉄と黒桟革のコラボハンドルが完成しました。(ちょっと武器みたいです)
aizaraさんの歴史は、神戸港の造船技術と共に培ってきた技術です。
創業60年近い、熟練の金属加工技術で鉄の素材を生かした「黒革鉄」を
新分野に広めておられます。
この素材を見ると少し男性的なキッチンになってしまうイメージが
あると思いますが、そこをデザインでエレガントに見せようと考えました。
このモデルキッチンを是非会場にてご覧ください。
その他 東大阪の革縫製の矢野さんや、和歌山の谷村家具さん、
奈良の三好さん、八尾の加藤さん、伊藤さん、渡辺さん、
その他大勢の職人さんありがとうございます。
ほとんど、初めての試みで皆さんに大変ご迷惑をおかけしましたが、
気持ちよく引き受けてくださりとても感謝しております。
今回、みなさんの工場で実際作業されている姿を拝見し、ものづくりの
素晴らしさをあらためて感じました。
これからも、関西から新しいデザインものを発信できたらいいですね。
神戸スタイル 藤田