ピアスとちあきなおみと赤いスポーツカーの男
仕事帰りに実家に立ち寄りオカズをもらって
とっとと帰った後、前日が父の命日だったことに気づいたヤマモトです。
あとで謝罪の電話をしましたが、忙しそうに帰ったので呼び止められなかったそうです。
父からは女性も男性と同じように働く時代がくる
と、小さい頃から教育をうけていたので
「まあ、私が命日を忘れるくらいがんばってバリバリ働いてるのを見てきっと天国で喜んでるよ」
というと、
母親に
「それは私たちが言う事であってあなたが自分で言うことではない!」と叱られました。
父から禁じられていた事をいくつか
思い出しました。笑える範囲内のものを紹介します。
1 絶対にカラダに穴をあけるな。
2 赤いスポーツカーの男とは付き合うな。
3 ワシの好きなちあきなおみの歌を勝手に歌う細川たかしが大嫌いなので細川たかしがでたらチャンネルかえてくれ。
1、つまりピアスはNG。
なぜかカラダに穴をあけることを異常なくらい嫌い、なるほどザ・ワールドで、ある種族がフィルムケースを耳や唇に穴を開けて通してたのを見て大騒ぎしていました。
そのいいつけを守り未だに耳たぶに穴を開けられません。
2、赤いスポーツカーは、 なんとなくですが、幼い頃の微かな記憶で残っているのは父のカローラと、飛ばしてきた赤いスポーツカーとぶつかりそうだったのか、ぶつかったのか、赤いスポーツカーから降りてきたお兄ちゃんに
「おいおっさん」的なことを言われたとかで怒りくるってたような・・
父曰く、赤いスポーツカー乗ってる奴は大体飛ばして走ってるし、ロクでもない奴が多い。
らしいです。
・・・
3は、父によると『矢切の渡し』は元々はちあきなおみの名曲らしく、それを細川たかしが歌って大ヒットしたのが悔しかったのでしょうか。
細川たかしが出てくるたびに
「人の歌とりお」と何のひねりもセンスもない悪口をいうので、我が家ではNG歌手でした。
私はその時、ちあきなおみのどこがいいのかさっぱりわからなかったのですが、あの時の父くらいのトシになり、
ちあきなおみの
『喝采』に結構ハマってます。いい歌です。シミジミ。KOBESTYLEの忘年会で歌おうっと。
でも、親の言うことって子供はかなりすり込まれているので結構オトナになってもそこ、なかなかリセットできないのですよね。
反動なのか、自分の車は赤を選んでいます。笑
写真は、赤のオープンカーは老人虐待と母親達からのクレームで3年前に手放したけど、7年乗ってお気に入りでした。
子育て中の親御さん、偏りのある考えを子供に押し付けるのはやめましょう。
そして全国の細川たかしファンのみなさんスミマセン。
*あくまでも故人(個人)の感想です。笑