築100年近い住宅のリノベーションにKOBE STYLEのキッチンをご採用いただきました。
元の建築が持つ土地、気候、生活様式に合わせた住宅の気配を生かしつつ、商業空間やホテルといった住宅以外にも幅広く空間デザインを手がけるREIICHI IKEDA DESIGNのエッセンスが込められています。

キッチンは壁に沿いぐるりと囲むようなL字型で、ダイニング側は調理家電などが収納できるアイランド型のカップボードとなっています。
メインの扉材にはFENIX NTM（フェニックス）という最新のナノテクノロジー素材を使用。
光の反射を極限まで抑えたマットな風合いで、触ると独特なソフトさを持ちます。一見デリケートに見える素材でありながら、指紋や汚れ、キズがつきにくく、水や熱を使うキッチンにも使用できる高機能な素材でもあります。
イタリアメーカーらしいファッショナブルな色展開も魅力的で、KOBE STYLEの神戸ショールームの展示キッチンにも採用していますが、来場される方からはとても好評です。

元の伝統的な建築の魅力と、現在の美的感覚が交差したすてきなキッチン＆住宅になりました。
こちらの物件には一部の洗面スペースもKOBE STYLEにて製作させていただきました。
そちらもぜひ併せてご覧ください。
広島県神石郡 神石の家 洗面スペース

設計：REIICHI IKEDA DESIGN
写真：増田好郎