F様邸の新築戸建プロジェクトにKOBE STYLEのオーダーキッチンをご採用いただきました。
日当たりの良い2階にLDKを配置した建築プランで、勾配天井と大開口の掃き出し窓がもたらす明るさの中、ステンレスの塊のようなキッチンが空間の軸となっています。
キッチンはヘアライン加工のステンレスで天板・サイド・バックパネルを統一し、シンクも天板と一体で継ぎ目なく製作いたしました。
作業側の扉にはマットな高圧メラミン化粧板を採用。
木質天井や白壁とのコントラストが、静かな緊張感を生み出しています。
水栓はKWC。
天板やシンクの仕上げの質感に似合う、マットなスレンレスのものを採用しました。
Boschの食洗機、HARMANのガスコンロに加えてMieleのオーブンレンジもコンロ下にビルトインで納めています。
シンク下にはゴミ箱収納と2段のステンレス内引き出し、コンロ脇には調味料用の収納を設け、日々の使いやすさにも配慮。
キッチンには機能を詰め込み、収納は背面の大型引き戸に集めるという、スペースごとの用途がはっきりとしたメリハリのあるプランニングです。
キッチン奥の扉はランドリー、洗面室、バスルームへと続く回遊動線となっております。
家事効率にも優れた動線作りと美しい設えの両立は、建築設計事務所との家づくりならでは。
その中で無駄を削ぎ落としたこのキッチンは、機能と意匠の両面から住まいの静かな重心を形づくっています。
設計:ミサオケンチクラボ
写真・文:KOBE STYLE 斎藤